―――彼らはいつも7人だった。

特殊能力を持つ少年「貴宮 忍」。
彼には、幼いころから心を許している友人が6人いた。

放課後、町外れの廃工場が彼らのたまり場。
彼らにとってその場所は、誰にも邪魔されることのない空間。
家庭でも世間でもない安息の場所であり、
《聖域》だった。

人と人は傷つけ合う。どんなに親密でも衝突は避けられない。
しかし、たとえ接触が傷つけあいだとしても、
それは相手が実在することの証拠となる。
だからこそ生身の絆はかけがえのないものとなるのだということを……



7人の間で繰り広げられる、理解と共感、反発と衝突。
そして思春期の淡い恋愛感情。
永遠に続く友情。

そんなまどろみのような幸せの中に、ずっといられる―――はずだった。


 
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